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何か暇だったんで描きました
・・・・・まだまだですね...

もっと勉強しないと・・・(

まぁ、頑張ります...

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手が生えていた

ただ其れだけの事だった


家の裏には公園があった
広いのだが、遊具が滑り台と砂場しかなく少し見窄らしい所だった

公園の砂場に、猫が死んでいた
一度は気の所為かと思ったのだが、確かに其処に転がっていた
誰が置いて行ったのかは解らなかったが、とても不憫に思えた

其の猫を砂場に埋めてからだった

砂場から手が生えていた
手は僕にしか見えていないらしかった
下から呻き声が聞こえ、時折嗤い声も聞こえた

其れだけの事だった

或る日、マンションを建てるらしく其の寂れた公園が壊されていた
手は無くなっていた


ただ、手が生えていた

其れだけの事だった

ある平和な家庭で


学校から帰って来た息子が大声で母親に喚いた
「お母さんお母さん、聴いてよ!!学校でね、先生が質問したんだけどさっ!!」
「ちょっと、誠、もう少し落ち着きなさいよ」
母親は微笑みながら息子を宥めた
「う、うん。でね、僕しか答えられなかったんだよ!!其の質問!!」
「あら、凄いわね!!其れで何て言う質問だったの?」
息子は満面の笑みを浮かべながら、言った
「先生がね、窓硝子を割ったのは誰かって訊いたんだ」

キャッチボール中・・・

黒田「なぁ・・・思ったんだが」
澁澤「あ?如何した?そんなに暗くなって」
黒田「・・・俺って・・・莫迦か?」
澁澤「何だ、そんな事か」
黒田「む!?そんな事とは何だ、そんな事とは!!」
澁澤「痛っ、痛いって、投げんなよそんな鋭利なモノ」
黒田「・・・・・・」
澁澤「・・・おい」
黒田「・・・・・・」
澁澤「・・・何とか言えよ」
黒田「・・・・・・」
澁澤「いや、ボールは投げていいぞ?会話くらいしろよ」
黒田「だって・・・俺」
澁澤「うわっ行き成り投げやがった」
黒田「・・・・・・」
澁澤「・・・で?」
黒田「訊いてくれるのか?」
澁澤「ああ、一応な」
黒田「あのな・・・俺、振られたんだ」
澁澤「ほう・・・誰に?」
黒田「ずっと好きだった人に」
澁澤「へぇ・・・お前に好きな奴とか居たんだ」
黒田「うん・・・」
澁澤「で?名前は何て言うんだ?」
黒田「・・・黒田早苗」
澁澤「黒田?お前と苗字一緒か・・・聞いた事ねぇけどな・・・高校の奴か?」
黒田「違うに決まってんだろ、俺の姉貴だし」
澁澤「姉貴かよ!!お前勿体振っといて其の落ちは何だ!?この愚劣なシスコン野郎め!!」
黒田「な、何だよ其の言い方・・・俺・・・本当に好きだったんだ」
澁澤「キモいから、話題変えろ下衆」
黒田「うわ・・・マジでショックなんですけど」
澁澤「幻滅だ、土に還れ」
黒田「ひいっ」
澁澤「で」
黒田「・・・ん?」
澁澤「さっきからお前の横にいるオッサンは誰だ?」
黒田「この人か?俺の親父の知り合いだ」
澁澤「何で寄り添ってんだよ・・・」
黒田「俺、この人の事好きになっt」
澁澤「もう言うな、それ以上言うと絶交の後血祭りに上げるぞ」
黒田「何だよ、怖いのか?」
澁澤「違う、もう嫌になったんだ」
高杉「この男は誰?私以外に男が居たなんてっ!!最低っ」
黒田「あぁっ、ゴメンよ高杉さん、許してくれ」
澁澤「・・・オッサン、足速いな」
黒田「うわぁぁ、高杉さんまで居なくなっちゃったぁぁ・・・」
澁澤「とことんキモいな、お前等」
黒田「ぅぅ、ぅぅ」
澁澤「まぁ、そう泣くなって」
黒田「・・・・・・」
澁澤「日本にだって腐るほど善い奴なんて居るからさ、な?」
黒田「・・・澁澤...」
澁澤「何だ?黒田」
黒田「一つ、願い事聞いてくれねぇか?」
澁澤「内容による、というかキモイから泣くな」
黒田「キャッチボール、してくれ」
澁澤「・・・もう疲れた」
黒田「御願いだ、後二時間でいいから」
澁澤「長ぇよ!!前半の倍じゃねぇか!!」
黒田「・・・澁澤、一生の御願いだ」
澁澤「こんな所で使うのか・・・もういいよ、好きにしろ...」
黒田「え?お前、もしかして・・・」
澁澤「違うぞ?意味を取り違えるなイエローモンキー」
黒田「い、イエモン・・・」
澁澤「まぁいいや、十分だけだぞ・・・喉渇いたし...」
黒田「ふん、俺の魔球をとれるかな?怖くなってちびるなよ」
澁澤「何だこのキャラ・・・というかこの歳でちびる訳ねぇだろ」
黒田「費用とか」
澁澤「何の話だよ」
黒田「もういいや、ありがとな今日は」
澁澤「投げてねぇじゃん!!さっきの勢いは何処に・・・」
黒田「またな、澁澤」
澁澤「・・・おうよ」
黒田「・・・・・・矢っ張り・・・矢っ張り俺、お前の事・・・好きだ!!」
澁澤「・・・俺は嫌いだ、早く帰れ痴れ者」
黒田「好きだっ!!好きだ、お前の事が大好きd(石で殴る)...」
澁澤「・・・・・・殺っちまった...」



・・・・・・・・・・。



澁澤「・・・・・・空、紅いな...」






黒田「好きだぁー!!」
澁澤「生きてたぁー!!」









母親が息子を起こしに行った、朝方の事。
「健史、もう8時よ!!早く起きないと遅刻するよ!!」
息子は目を擦りながら、ぼそぼそと言った。
「ママ、僕はまだ寝るんだ。今日は特に眠いんだ」
「でも健史、学校には行かないと駄目でしょ?」
「嫌だ。僕は嫌なんだ。だって学校に行ったら皆僕の事を莫迦にするし、苛めてくるんだ」
「そうなの?ママ、全然知らなかった。・・・でも」
母親は困ったような顔をしながら腕を組んで、言った。
「校長が居ないと皆が困るでしょ?」

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